こんにちは、ぬこ道のちゃいと申します!
皆さんはPADとキーマウのどちらの方が強いのか気になったことはありますか?
PADのエイムアシストが強すぎる!
いやいやキーマウのキャラコンもやばいでしょ!
一度はこのような意見を聞いたことがあるかもしれません。
今回はこの【PADとキーマウどっちが強いのか問題】について切り込んでいきたいと思います。
一個人の意見も含まれるので、あくまで参考程度に見てみてください!
両者の利点
まず最初に両者の利点を整理しておきましょう。
キーマウの利点
1.キャラコン操作の幅が広い
キーマウで方向キーの入力をすると、PADよりも明らかにキレのある動きができます。
実際、キーマウでしかできないキャラコンが数多く存在するので、キャラコンに関しては明らかに有利です。
キャラコン例
これはキーマウでしかできないキャラコンの一つの例です。他にもたくさんあります。
2.リコイル制御がしやすい
一般的に、キーマウはPADよりもリコイル制御がしやすいといわれています。
親指でリコイル制御するのと、手全体でリコイル制御するのでは、やはり親指で制御する方が難しいみたいです。
3.フリックエイムがしやすい
フリックエイムとは、弾を打つ瞬間に敵に瞬時にエイムを合わせることです。
トラッキングエイムは敵を常に追う必要がありますが、フリックエイムは撃つ瞬間だけ敵にエイムを合わせるだけで済みます。
もしフリックエイムのイメージがしにくい方がいたら、下記のSelly選手の動画を見てみてください。
参考動画
ウィングマンを撃つ瞬間、敵にクイっとエイムを合わせている様子がわかります。
4.ジッターエイムができる
ジッターエイムとは、視点を震わせることで武器のリコイルを無くす技術です。
これは実際に見てもらった方が早いと思うので、知らない方は一度下記の参考動画に目を通してみてください。
参考動画
PADの利点
1.エイムアシストがある
PADの唯一にして最大のメリットとして、このエイムアシストが挙げられます。
PADはこのエイムアシストのおかげで、キーマウが苦手なトラッキングエイムにおいて大きなアドバンテージを取っています。
ただPADのメリットとしてはこれぐらいしかないので、キーマウの方がよさそうと感じた方もいるかもしれません。
しかし、このエイムアシストだけでPADvsキーマウ論争が起きてしまうほど、このエイムアシストは強力なメリットとなっています。
AI分析によるPADとキーマウの比較
ではPADとキーマウではどちらが強いのでしょうか。
ここでPADとキーマウを比較した興味深いデータがありましたので、それを紹介します。
AIによるPADとキーマウの勝率分析
こちらの論文では「APEXの競技シーンにおけるすべての戦闘データ」をAIが分析した結果を紹介しています。
残念ながら元になる論文へのリンクは消えてしまっているので、ソースの内容が載っている下記の動画を参照させていただきました。
- ドームファイト:キーマウ 54 – 46 PAD
- 近距離:キーマウ 52 – 48 PAD
- 中・遠距離:キーマウ 51 – 49 PAD
- ワンマガキル:キーマウ 38 – 62 PAD
結果を見ると、ドームファイトや近・中・遠距離の勝率はキーマウが少し上で、ワンマガキルはPADが差をつけて上にいます。
キーマウの方が全戦闘において勝率が高い
AI分析の数字で見ると、キーマウの方がどの戦闘においても勝ち越していることがわかります。
ImperialHal氏も驚いていましたが、同じようにこの結果は意外だった人も多いのではないでしょうか。
ワンマガキル率はPADが圧倒的に高い
ワンマガキル率はPADの方が圧倒的に高い結果になりました。
エイムアシストのあるPADの方が、キーマウよりもワンマガキルしやすいということが明確に表れた数値だと思います。
しかし、それが近距離戦闘やドームファイトの勝率につながっていないのが面白いところですね。
ワンマガキルができても戦闘力が高いわけじゃないんだね。
AI分析によるPADの移動速度について
今回のAI分析では、キーマウとPADの移動速度についても分析されています。
下記動画の12秒辺りでその内容を見ることができます。
- キーマウはPADよりも平均速度が6%も速い
- 具体的に表すと、遮蔽2個分・スライディングジャンプ4回分はPADが遅れている
- コントローラーはもうちょっとキャラコンを磨けば16秒ぐらいは速くなるかも
PADは移動速度が遅い
これは予想通りでもありましたが、PADはキーマウよりも6%動きが遅いという結果になりました。
PADの移動速度が遅いのは、おそらく下記の項目が原因しています。
- キーマウよりもアビリティが使いにくい
- 視点移動の制限によってアイテム漁りが遅くなる
- デスボックスを動きながら漁れない・カーソルで漁るのが遅い
- 壁ジャンが難しかったり、タップストレイフができない等のキャラコンの制限
キーマウに比べて動きが遅いということは、味方へのカバーなども知らず知らずのうちに遅くなっているのかもしれませんね。
AI分析の問題点
キーマウの方が勝率高いし動きも速いから、キーマウの方が強いの?
と思った方もいるかもしれませんが、このAI分析にはある問題点があります。
競技シーンのデータのみを分析している
今回AI分析の対象となったデータは、「APEXの競技シーンにおけるすべての戦闘データ」です。
つまり、競技シーンで活躍しているプロ選手達の戦闘のデータしか分析していないことになります。
この分析の結果が当てはまるのは競技シーンのプロ達であって、私たちが主にプレイするランクやカジュアルに当てはまるとは言い切れません。
結論:プロレベルにまで極めるとキーマウが若干優勢(ほぼ互角)
競技シーンに出るぐらいまで実力を極めると、キーマウの方が全戦闘において勝率が高いことがわかりました。
さらに移動速度もPADより6%速いということで、総合的にキーマウの能力が上回っている結果となりました。
プロシーンで活躍する選手になりたいけどデバイスをどうしようか迷っている方は、この結果を参考にして決めてみてもいいかもしれませんね。
- ドームファイト:キーマウ 54 – 46 PAD
- 近距離:キーマウ 52 – 48 PAD
- 中・遠距離:キーマウ 51 – 49 PAD
- ワンマガキル:キーマウ 38 – 62 PAD
それにしてもここまで公平に調整できているのはすごいですね。運営がエイムアシストに調整を加えないのも、この結果をわかっているからなのかもしれません。
参考:競技シーンのキーマウ・PAD比率
2022年1月のALGS APAC NORTHの結果です。上位12チームのプレイヤー使用デバイスを調査しました。
#1.Riddle(現aD):キーマウ×3
#2.UNITE:キーマウ3
#3.FLORA:キーマウ×2 pad×1
#4.V3:キーマウ×3
#5.FL:PAD3
#6.QF:キーマウ×3
#7.RC:キーマウ3
#8.FC:PAD×3
#9.GTS:キーマウ×3
#10.RIG:キーマウ3
#11.GW:キーマウ×2 PAD×1
#12.CR:キーマウ3
上位12チームのプレイヤー使用デバイスは、キーマウプレイヤーが28人、PADプレイヤーが8人という結果になりました。
キーマウプレイヤーが多いのも、今回のAI分析と関係があるのかもしれません。
ランクやカジュアルでこれが当てはまるとは言い切れない
今回のAI分析は競技シーンでの戦闘のみの分析なので、私たちが主にプレイするランクやカジュアルにこれがあてはめられるわけではありません。
ダイヤ帯で同じようにデバイスごとの勝率を調べると、PADの方が強いかもしれませんし、プレマス帯で同じようにデバイスごとの勝率を調べると、今回の結果と同じようにキーマウの方が強いかもしれません。
なので、今回のAI分析は一つの参考データとして捉えておくぐらいがちょうどいいと思います。
データが無ければ印象でしか判断できないので、どちらが強いとはまだ言えません!
PADとキーマウどっちが強い?のまとめ
- 全距離においてキーマウの勝率が若干上だった
- PADはキーマウより6%動きが遅い
- これらは競技シーンのみのデータなので、ランクやカジュアルに当てはまるとは限らない
このような結果になりました。
どっちつかずの内容となってしまいましたが、デバイス移行を検討している方はこの記事を参考にして決めてみてください!
ランク帯ごとの分析結果が欲しいですね…!!
PADへの移行を検討している方向けの記事
キーマウへの移行を検討している方向けの記事
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